むち打ちで肩や背中まで痛くなるのはなぜなのか?

2017年02月13日

 

こんにちは!ひまわり鍼灸整骨院の西口です。

 

交通事故で多い首のむち打ち症状…

 

 

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でも、交通事故に遭われた多くの患者様は、首だけの症状ではなく肩や背中、頭など、

首は以外の多様な場所に症状が出ています。

 

これって何でなのか?

ということを今回は書いていこうと思います。

 

 

 

数日後に痛みが出てくるのは…

 

 

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むち打ちで多いのが当日痛みが、ほとんど無く、

その日の夜中や次の日の朝、目が覚めると激しい痛みに襲われたという事は、珍しくないと思います。

これは、なんでかと言いますと “炎症”のメカニズム によるものだからです。

 

 

 

炎症のメカニズム

 

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たとえば筋肉を痛めてしまいますと、ティッシュをちぎった際に出てくる細かい繊維がパラパラと落ちるように、

筋肉を痛めた場合にも細かい筋組織が散らばります。

これは体内にとっては不必要な物質となりますので、そのまま放置しておくと溜まっていくので、

体はこれを除去(掃除)しようとする働きを起こします。

この働きは主に白血球が行いますので、体は白血球を痛めた部位に集めて掃除を始めます。

これが炎症反応の始まりです。

この段階では白血球は血管の中にいますので、血管の外にあるゴミを除去できない状態にあります。

なので体は血管を広げて白血球を外に出す為の通り道を一時的に作りだします。

その時に発痛物質も一緒に出てくるので、痛みを感じるのはその為なのです。

 

 

痛み物質が一緒に出ていく理由

 

①炎症⇒②発赤(血管拡張)⇒③疼痛(発痛物質)⇒④腫脹(発痛物質や白血球の血管からの移動)

上記の③疼痛というのは、体のメカニズムの素晴らしい特徴なのです。

それはなぜかというと、患部は本来、動かさずに安静を保つべきですがサインがないと分かりません。

ですので、わざわざ白血球と一緒に痛み物質を出して体にサインを送っています。

 

 

むちうちの痛みは?

 

むちうちでも炎症のメカニズムは基本的に同じです。

むちうちで主に損傷を受ける椎間関節は体の深部にあるので、

体が敏感に痛みを感じ始めることが出来ません。(事故直後ではなく数日後に痛みが出てくるのはこの為です。)

ですので、サインを送って首を守る為に肩や腕、時には頭が重くなったり、肩や背中の筋肉をこわばらせて、

首を安静にさせ保護させようとします。

ですので、痛めた首だけではなく肩や腕、背中、頭などに痛みが出てきたりするのです。

 

 

 

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