2017.1.13|後遺障害について

 

ひまわり鍼灸整骨院の西口です。

今回は交通事故でケガをし、治療をしたが障害が残ってしまった場合の

 

 

 

“後遺障害”

 

についてお話したいと思います。

 

 

 

後遺障害の認定

 

 

交通事故の被害にあってしまった方は、

しばしば、

「自分が何も動かなくても、お医者さんや保険会社さんたちが全て対応してくれている」

と思いがちですが、

これはとんでもない認識の誤りです。

例えば、自賠責保険だけしか加入していない場合、自分自身が動いていかないと誰も何もしてくれませんので、解決しません!!

 

 

認定の要件

 

 

  1. 回復困難な精神的、肉体的、毀損状態の存在
  2. 障害の存在の医学的証明
  3. 労働能力の喪失
  4. 当該事故と障害の因果関係の存在

 

上記を、後遺障害の認定の4条件と言い、必ずこの4条件を念頭に認定業務が行われています。

 

  1. 第一に、「回復困難な精神的、肉体的、毀損状態」が後遺障害等級に認定できる程度の障害かどうかを検討されます。
  2. 第二に、等級に認定できる程度の障害だったとしても、医学的に証明できるのか。(被害者が訴えるだけでは足りず、障害の存在について医学的に証明されなければなりません)
  3. 第三に、等級に認定できる程度の障害があっても、その障害で労働能力が喪失されたといえるのか。
  4. 第四に、事故と障害の間に因果関係があるのかどうか。

 

上記を満たして、初めて後遺障害が認定されます。

 

流れとしては、お医者さんが患者さんの訴えから後遺障害の診断書を作成し、損保料率機構が診断書やカルテ診療報酬明細書などからのみ判断を行っています。

(特に、①受傷後の症状の連続性②症状と各種検査所見との整合性を徹底的にチェックされます)

 

 

 

後遺障害の等級を獲得する為にはお医者さんに診断書を書いてもらう必要があります。

注意してもらいたいのは、

 

定期的な通院をして治療や診察を受けていなかったり、

症状を伝えていなかったりする場合に、

後遺障害の診断書を書いてもらえない場合があります。

 

ですので、万が一、後遺障害が残ってしまった場合の事も踏まえますと、

整骨院での治療を受けておられる方も、必ず1週間に1回は最低でも病院で診察を受けられるようにしておいて下さい。

 

 

 

交通事故による治療、自動車保険でのお悩みなど事故に関わるご相談も随時受付しておりますので、

ご自身やご家族、周りの方でお困りの方がいらっしゃいましたら、

阿倍野区ひまわり鍼灸整骨院天王寺区ゆるり鍼灸整骨院までお気軽にご相談下さい!

 

2017.1.10|交通事故の初期対応~② 《警察への連絡義務》

 

★あけましておめでとうございます

 

ひまわり鍼灸整骨院の西口です。

本年も地域の皆さまに貢献できますように全力で治療にあたらせて頂きますので宜しくお願い致します!

 

年末年始は皆さまどのようにお過ごしになられましたか?

交通事故に遭われてしまった方や、身近な方で事故に巻き込まれたなど無かったでしょうか?

 

今回は前回にお伝えした交通事故の初期対応での警察への連絡について、

もう少し突っ込んでお伝えしたいと思います。

 

 

警察への連絡、通報は義務!!

加害者、被害者ともに事故が起きてしまったら、すぐに消防、警察へ連絡ということは常識ですが、

いざ事故の当事者になってしまった場合、混乱してしまい、すぐ行動に移せない方もおられたり、

また、そうしたくないケースがあるようですが、(大体、加害者側が渋る)

警察に通報し、事故の報告を行うことは道路交通法に定められている義務になりますので、

通報しなかった場合、処罰の対象になってしまいます。

 

 

その場での示談には絶対応じないこと!!

加害者のこと(免停や仕事の事など)を考えすぎて、情をかけて示談に応じてしまうと後悔することになりますので、

示談を持ちかけられても応じないようにして、必ず警察に連絡してください!

《口約束だけでも示談が成立したとみなされる事があり、一度、示談が成立してしまうと覆すことは非常に難しくなるようです》

救急車要請や警察への通報のコツ!!

誰もがスマートフォンや携帯を持つ時代、事故が起こっても簡単に救急車を呼んだり、警察に通報が行えたりすると思いがちです。

ところが色々と落とし穴があり、迅速な通報が行えなかったりする場合があります。

格安スマートフォンやIP電話など、一部の機種や通話契約には119番や110番の電話が出来ない物がありますので、

自分の携帯やスマートフォンは緊急通報が行えるのかどうかなど確認して、出来ない場合の対策を考えておきましょう!

また、事故が起こった場所を伝える際に、土地勘がないと正しく伝えられない事があります。

そういった場合、住所が記載されているポイントがありますので、知っておくといざという時に役に立ちますよ。

『自動販売機の住所表示ステッカー』 『信号機の地名表示や制御機の管理番号』 『電柱に取り付けられている街区表示板や電柱番号』

などを伝えれば正確な場所を判断してもらいやすいので参考にして下さい。

 

 

 

 

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